外国姓への苗字変更のメリットとデメリット
■外国姓への苗字変更のメリットとデメリット
日本人同士が婚姻届を提出する場合、どちらかが相手の苗字に変える必要があります。
しかし、日本で国際結婚の手続きをする場合、苗字を変更しなくてもいいのが国際結婚の特徴です。
もちろん、外国姓に変えることもできます。その際には婚姻届とは別に苗字の変更届けというものがあるので記入する必要があります。
どの役所でも用意はありますし、見本もありますので心配はないでしょう。
ただ、日本で国際結婚をし、婚姻届けを提出する際は事前に役所に連絡をすることをおすすめします。
国際結婚の手続きに実際関わったことがない人の場合、手続きに時間がかかります。事前に連絡しておくことで、役所の人も事前に準備なり確認してくれるはずです。
では外国姓に苗字変更するメリットとデメリットとは何でしょうか。
外国姓にすることのメリットは同じ苗字になり、より家族としての一体感が感じられることです。そして、子どもが産まれた場合を考えた時、両親が同じ苗字であるといった当たり前のことがとても大切になります。
多くの人は国際結婚した場合、苗字変更の義務がないことを知らないでしょうから。デメリットは銀行の印鑑を特別注文することくらいでしょう。
明らかに外国姓の印鑑などは売っていませんから、今後日本で生活する予定である方は必要だと思います。
また現在、パスポートをお持ちでいらっしゃる方は外国姓に変更する場合に、相手のパスポートまたは出生証明書が必要となります。日本ではローマ字を使って表記するからです。
「ハドソン」さんの場合、「Hudoson」が正しい英語表記ですが、ローマ字ですと「Hadoson」と書かれてしまいます。
これを正しい英語表記にするために、書類の記入が必要になるのです。その際、相手のパスポートもしくは出生証明書が必要になります。デメリットとして挙げましたが、日本人同士でもあまり変わりませんよね。
例えば、銀行の通帳の苗字変更や新しい印鑑を作ることもそうです、入籍と同時にする作業です。そう考えれば、特に大きなデメリットでもないでしょう。